リハ栄養と運動について考えているとき、ふと疑問に思いました。
低栄養の人は
栄養が改善して、運動ができるようになり、身体機能が回復するのか?
それとも
運動をすることで、体力や食欲が増し、食事を食べれるようになり栄養が改善していくのか?
おそらく今の段階では答えの出る問題ではないと思いますが、論文等を呼んでいるといつも疑問に思ってしまいます。
前者であれば、すぐに栄養補助食品等で摂取カロリーを増やせばよいのですが、
加齢に伴い徐々に食欲がなくなってきてしまい、低栄養になってしまった人に対して、「じゃあ、ご飯や栄養補助食品で摂取kcalを増やしましょう」といっても…
そんなに量を食べられない。となっている人が多い印象です。
逆に後者の場合だったら、低栄養でも有酸素運動等を実施することで体力向上、インスリン感受性の改善に意義があると思います。
しかし、普通の人であれば、運動をしたらおなかが減るのですが、高齢者はおなかが減らない人が多い。
う~ん、難しい。
低栄養状態でも有酸素運動やレジスタンス運動を行うことで、食欲が増したり、インスリン感受性が改善する場合には低栄養状態でも行うことも可能なのかなと感じはします。
ただ、現在の科学では、この人は低栄養でも運動をすれば改善していき、それに伴い栄養状態も改善していく人、この人は先に栄養を改善しないと機能回復が起こってこない人という区別する基準がありません。
この部分を解明できれば、初めの疑問をすっきりすると思いますし、
鶏が先か、卵が先かもわかります。
解明できるのはだいぶ先だろーなー。
だって機械ではなく、人だもん。
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