2013年12月3日火曜日

動作分析、姿勢分析って何で評価する?

PTが動作分析や姿勢を評価するときに使うツールはなんでしょうか?

まず一番に上がってくるのが”目”ですね。

というか、臨床においてはほぼ”目”のみですね。

たまにVicon使っている所もありますが、ほとんどないです。

”目”のみだと自己完結に終わりかねないです。
自己満足で終わらないことが重要です。

他職種に説明するには客観的評価、つまり数字で示すことが必要です。

その点Viconはかなり有用ですね。
しかし、高い!!

Viconで診療報酬のとれないリハ職種には到底買ってもらえる代物ではありません。

そうなると何か代案を考えなければならないです。

【代案①】
写真やビデオ

視覚的なのでわかりやすさでは一番です。
ただこれでは専門職っぽくないですね。
数字で出ないですし…

【代案②】
加速度計

最近PT学会の発表でも増えてきました。
数字で出ますし、いろいろな解析方法により、かなり正確に動作を分析できるようになってきています。
携帯電話の発達に伴い、加速度計も小型化されてきていますし、有用な方法の一つです。
ただ腰椎につけると手と足の正確な情報がわからないなど、一部分の情報しか得られないのが欠点です。

加速度を何個も付ければいいのですが、そうすると結局高くなってしまいます。

【代案③】
Kinect

これが今個人的に一番有用な方法ではないかと思ってます。
Kinectをパソコンとつなげると骨格をトレースできるようになります。

こんな感じ


これを数値としても出力できますし、視覚的にもわかりやすい。
さらに同時にいくつもの場所(体幹、下肢、上肢)を評価可能です。

まさに写真や動画、加速度、Viconのいいところを寄せ集めたみたいな感じですね。

でもゲーム機器だから精度はどうなの?
っていうのが必ず出てきます。

Viconはウン千万するのに、Kinectは20000円ぐらいだから精度が低いんじゃないの?

と高いから良いものと思ってしまいがちです。

次回にKinectの精度を学術的に検討してみます。



0 件のコメント:

コメントを投稿